いわゆる歴史の定説は嘘プロパガンダだらけ。学者や言論人は詐欺集団だと思っている。
〇風土記(全国の伝承)や遺跡出土からすれば、日本武尊あたりから大筋で史実なのは明らか。｢凍結炒飯ブログ(楚練)｣で書いたとおり。日本武尊は関東の征夷大将軍幕府のプロトタイプ零号、源頼朝以後は前例を踏まえた模倣犯や後続。
〇私は宮崎市定の｢アジア史概説｣の｢西アジア・オリエントに発した文明が数次に渡って東進して、日本で独自に集大成された精華に結実した｣見方に賛成(西方ではローマとコンスタンチノープル)。
宮崎市定は左翼寄りだったようで共産党に楽観したりしているが、それでも雄略天皇あたりからの史実性は肯定しており、左翼・朝鮮人による歴史抹殺・捏造が年々に酷くなっているのは明白。
〇上古(春秋戦国時代や漢王朝)の中国人は三国志の時代に七割死んでおり(講談社学術文庫｢十八史略｣参照)、それ以後にも北方民族などの流入で入れ替わって(南北朝や金・モンゴル・満州族)再構成されている。秦漢の時代と隋唐の時代で詩文の好みが変化していることも指摘されている。
現代中国人は古代中国人の末裔ではあるが、全く同一の存在ではない。また日本人が古代南人(楚・呉越)などの亜種・兄弟分の直系であるのも、白川静の｢中国の神話｣(中公文庫)などを見ても明らか。
〇朝鮮半島は北方民族に完全に民族浄化されており、血筋からすれば(移民で乗っ取った)シベリアのエヴェンギ族。古代朝鮮の優良な血筋(百済の王族・貴族)は日本に残っている。
また言語学者の大野晋によれば、日本語はインド南部の言語と近縁性があり、日本人の遺伝子ベースが(最も古い時代にインド・中国南部を経由して到達した)南方系・古モンゴロイドなのも明白(おそらくアイヌなどもその時代にやってきた近縁の古モンゴロイドだろう。動物でも蝦夷犬と琉球犬は実は血統が近い)。
〇沖縄(琉球)の初代王の瞬天王は源氏の嫡流からの分派で、東北の鎮守府将軍や関東の鎌倉公方と似たようなもの。遠隔地であることや貿易のための便宜で半独立・自治が強かっただけ。言語の文法からして関西弁や東北弁みたいに日本語の一種。
江戸時代に薩摩藩の植民地でサトウキビプランテーションで搾取され～も半分は嘘、実際には薩摩藩とグルになって密貿易に励んでいた(宮崎市定)。
体裁上にごまかすために外国人みたいな異文化性を強調していただけ。薩摩藩は実態を知っていたから、政権奪取後には速攻で琉球藩・沖縄県にした。
〇朝鮮半島経由の通商ルートばかりが強調されるのは、在日コリアンのプロパガンダ。実は台湾・沖縄づたいの海洋ルートがあって、おそらくインド経由の南洋シルクロードにつながっていた。森浩一｢古代史おさらい帳(ちくま学芸文庫)｣のあとがきでは｢在職中にこんなことを言っていたら学会から抹殺されていただろう｣とのこと。
〇被差別部落のイメージも半分は嘘プロパガンダ。彼らは｢3K労働｣でイロモノ扱いこそされたが、業務独占であったから生活できた。神社や公議の手下・団体職員だったので、下級神職を兼ねていたり特定の物品の専売権があったり特典あり。明治維新で利点を全て失って｢イロモノ扱い｣される蔑視(と過去の嫉妬ややっかみ)だけが残り、｢(元被差別賤民の)新平民でなく元足軽や元神社下僕みたいな体裁にしてくれ｣と苦情を申し立てたこともあったとか。
そもそも時期によって人口増減しており、必ずしも血統で完全固定ではなかったはず(世襲できる職ではあっても)。
〇武士(官僚や役人)ですら次男三男は農民や町人にならねば俸給が倍々ゲームで財政破綻するし(少し考えればわかるだろ？)、兵士と農民漁民町人を兼ねた郷士も多数(時代がらに武士ですら今と違い貧しかった)。農民も気にくわなかったら百姓一揆や異議申し立てできたし、虐げられたばかりではない。
左翼マルクス主義の固定観念でプロパガンダ洗脳。
〇｢おーい、龍馬｣はNHKでアニメ化までされたが、実は歴史ファンタジー(フィクションの娯楽作品)であって史実とは違いまくっており、左翼史観プロパガンダに悪用された。ウィキペディアでも見れば(史実としては)嘘だらけ。
ドラマの時代劇だって怪しいものだ。
今の学者や言論人・有識者たちがおかしいのは、余命三年時事日記やヴェノナ文書の抹殺黙殺や現代史の欺瞞プロパガンダ捏造だけではない。
